保育園の帰りに敷地内へ空き缶を捨てて立ち去る母親。すると隣にいた子どもがすぐさま空き缶を拾い、母親に”あるお願い”をした。

2015.07.19 topics

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それは、空き缶を捨てて立ち去ったお母さんの子ども。
私の担当するクラスの園児でした。
 
さすがに自分の子どもに大声で叫ばれ、”逆に怒られる事”になるとは想定もしていなかったのか、戻ってきて子どもの手を引っ張りながら顔を赤くして帰って行きました。
 
その子どもの言う通り、日中園内全体の清掃行事があり、皆で炎天下の中保育園内を掃除していました。
そしてこの子どもこそ、園児の中でも率先してゴミ拾いをし、掃除を頑張っていたのです。
 
だからこそ、自分の母親がした行為がどうしても許せなかったのでしょうね。
 
この出来事がキッカケだったのかは分かりませんが。あの日以来、ギリギリではあるもののお母さんが遅刻してお迎えに来る事はなくなりました。
 
保育士として少し自分に迷いが生じていた私ですが、この子どもの言葉にとても励まされ、自分のやっている事は間違えていないんだな。と勇気づけてもらった気がします。
 
子どもは、時に驚く程的を射た事を話したり本質を突いた事を言います。
それも正直に。
 
私含め、大人である前に、親である前に、子どもに恥じぬ行いをしたいものですね。

 


Writing by Y.Kato


画像引用元:http://www.city.ibara.okayama.jp/cms-sypher/open_imgs/section/0000000023_0000000818.jpg


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